長年“完成形”とされてきた、ラウンド・ブリリアントカット──

ダイヤモンドの輝きの質を決定づける「カット」。

光をどこから取り込み、どう巡らせてどの角度から放つのか。

その全てがカットの設計に委ねられています。中でも最も広く知られ、長年にわたり“完成形”とされてきた58面のラウンドブリリアントカット。

なぜ58面なのか。その幾何学は、19世紀後半頃ベルギーで誕生しました。

一人の宝石職人が数学と構造を計算し、ダイヤモンドが最も輝くであろうと導き出されたのが58面のカットでした。

やがて20世紀に入り、技術の発達が世界に広がり、現在の58面体ラウンドブリリアントカットが定着するようになります。

これは現代でも最も人気で、バランスのとれた輝きを放つカットとして、不動の地位を築いています。

私たちはその“完成形”にあえて問いを投げかけました。

もしも、さらなる光の可能性があるとしたら。そして辿り着いたのが、129面という、新たな煌めきの数式。

これまでの常識を超える、最大の煌めきを宿した奇跡の129面カット──

ダイヤモンドは初めから輝いているわけではありません。人の手の感覚によってカット・磨かれることで初めてダイヤモンドは宝石として輝きを放つのです。

長年にわたり、理想的であり完成系とされてきた58面カットの概念を超え、SCURRAはその2倍以上のカットを実現。129もの面を精緻に刻み込むことで、さらにダイヤモンドがもつ無限の可能性を引き出すことに成功しました。

それは、ただ面を増やしたということではありません。

一粒のダイヤの中に、129の光の出入口を設計するという、極限の挑戦。

それは決して容易なことではなく、通常の58面カットの数倍の原石が必要になります。

SCURRAが求めたのは、輝きではなく”煌めき”。煌めきとは、光がダイヤモンドの内部で屈折し反射される際に生じる瞬間的で美しい光の点滅のこと。

不規則に動いたり、光源が変わったりするたびに見える、たった一瞬で見るものの心を奪う光。そのために必要だったのが、129という、かつてない数の面でした。

光が交差する面を一つ一つ設計し、その全てが理想的な角度と比率でなければ実現しない非常に困難な試みでした。

そのため、ほんのわずかなズレや歪みの許されない精密に計算された設計と研ぎ澄まされた職人の技が求められるのです。

ただ多面であるということではなく、全てが光に奥行きと広がりを与える構造。SCURRAは大手研磨業者と共同開発しその結果、誰も見たことがない、まるで光が内側を巡り、呼吸するような立体的な煌めきそのものをを生み出すことに成功しました。

129という数字は、これまでの常識を超え、その先に見つけた無限の可能性と新たな美の基準。

誰も見たことがないその煌めきは時を超えても色褪せることない光として、身に纏う人のストーリーを永遠に照らし続けます。